Aerosmith / Walk This Way

 Aerosmith の思い出はまだある。昨日の記事は今から34年前の話だが、それより更に前の僕が中学2年か3年の時、当時は大変賑わっていたアーケード商店街を母親や妹と一緒に歩いていた時の話である。

 その時突然、雑踏の中にひときわ大きな爆音が響き渡り、何かと思って駆け寄れば、客寄せのためかどうか分からないが、アマチュアバンドが生演奏を始めたのだ。そしてその曲はAerosmith の「Walk This Way」!

 実はこれが僕の体験する初めてのライヴ体験。それまでコンサートに行った事もないし、ストリートライヴに遭遇した事もない。つまりアンプを通したエレクトリックギターの音を、生まれて初めて目の当たりにした瞬間なのだ。一瞬にして僕の体が凍りついたのは言うまでもない。そのバンドの技量なんて関係ない。とにかく生の迫力というものに強烈に魅せられたのだ。後で知ったのだがそのバンドのギタリストは僕の同級生のお兄さんだった。

 その時の体験が、初心者ロック小僧の背中を強く押す事になる。