The Prodigy / Always Outnumbered, Never Outgunned

 2004年のProdigyの4th「Always Outnumbered, Never Outgunned」、発売当初に聴いて少しガッカリしちゃって、その後ずっと聴かないままで眠っていたんですけど、今日ホントに久しぶりに聴いてみたんですよ。

 あれっ。よく聴くとメチャクチャかっこいいじゃないですか。クオリティも相当に高いですよね。どうして最初に聴いた時にはそう感じなかったんでしょ。やっぱり前作「カニ」の音を期待し過ぎてたんでしょうかね。

 このアルバムにKeith FlintとMaximは不参加です。つまりProdigy名義であっても、Liam Howlettひとりのプロジェクトなんですよ。当たり前ですが、前作のカニにあって本作にないものはKeith FlintとMaximです。じゃあ、それが何かって言ったら毒だと思うんです、2人の持つ毒です。本作には毒が足りないんですよ。あの「Breathe」を期待しちゃダメです。

 ですが、音楽を聴くときにいつも毒を求めているワケじゃないですよね。毒を求めないのであるなら、このアルバムは最高にカッコいいんですね!