キャンディーズ

 昨日配信されたJMM で、60年代ポップスを何度も繰り返し聞くと気分が滅入ってくるという事を、村上龍が書いている。60年代というのどかな時代の音楽には、現在のような閉塞感が織り込まれておらず苛立つのだという。

 これはかなり意外だった。60年代ほどキラキラした時代はない。僕は60年代のロックを聴くと元気が出る。最高にイカした音楽だと思うし、ファッション等も含めたカルチャー全体をおそろしくカッコよく感じる事が出来るのだ。

 もっとも僕は1962年生まれなので、村上龍とちょうど10年の歳の開きがある。僕がもの心つく頃に60年代は終わっていた。60年代に何の思い出もない。60年代ロックは大人になってから聴きだしたので、新譜を聴くのと何ら変わらない。60年代ロックを聴いて気分が滅入る事など有り得ない。

 一方、もの心が付いた70年代、巷で流れていたのは「神田川」のような曲ばかり。たまに懐かしく聴く事もあるが、すぐに気が滅入る。70年代はおそろしく暗い。70年代で明るいのはキャンディーズだけである。

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