Van Halen / 1984

 1984年リリース、Van Halenの6枚目でDavid Lee Roth在籍最後のアルバム 「1984」。とんでもないセールスを記録したこのアルバムを牽引したのは、これまたとんでもないセールスの超メガヒットシングル「Jump」です。

 この「Jump」なんですけど、1stアルバムでEdward Van Halenの洗礼を受けた者にとっては、最初、何コレってカンジだったんですよね。だっていきなりシンセでしょ。しかも超ポップな音だったし。つまりエディのギターに心底惚れていた硬派なロック野郎達は、ちょっと首を傾げたんですね。

 そんな硬派野郎達を納得させたのは、意外にもこの曲のPVなんですよ。何故かって。それはエディが、もう楽しくて楽しくてしょうがないっていう笑みをPVの中で何度か見せるんですよ。この笑みが本当に最高で、すべての人を楽しく優しい気分にさせてしまうんですね。で、エディがこんなに楽しいんだから、これはこれでイイじゃないって思わせちゃったワケです。

 現在、硬派野郎達のVan Halenベスト1は「Jump」だったりします。