村上龍 日本経済に関する7年間の疑問 3

村上龍「日本経済に関する7年間の疑問」。2000年4月10日の「投資と希望」、ここで龍さんは、希望と投資は深く関連していると書いています。

 龍さん曰く。たとえば若者が建築や絵画を勉強するような場合、自らの資本財である時間と労力を未来に投資します。この若者は建築や絵画の分野で生活の糧を得ることに何らかの希望を持っている事になります。希望がないという若者は投資対象が無いのであり、自分の時間と労力を投資する対象を見つけられないでいるという事になるのだと。

 希望と投資という2つの言葉を同じ地平で見た時には感激しましたね! 

 希望というのは投資とセットであり、願いとか期待とかとは違うんですよ。言い換えれば、先の例なら膨大な何かを犠牲にしても時間と労力をそれに傾け努力する事で初めて希望が見え、金融投資であればそれに見合うリスクをひとりで背負う事で希望が見える。何もせず待つだけでは希望ではなく、投資行動に突入して初めて希望と言える。僕はそう思います。

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