Eric Clapton / Unplugged

 食指が動くようなリイシューが最近ずっと無かった。だが久しぶりにあっと思うものが出た。Eric Clapton の「Unplugged」だ。1992年リリースの本アルバムは、後のアンプラグドブームの先駆けとなった名盤だ。

 このアルバムがヒットしていた頃、ちょうど僕は失業中だった。失業というのも、最初のうちは時間を好き放題使えて楽しいのだが、次第に夢と現実のギャップみたいなものを感じるようになり、心が萎えてくる。そんな時は優しい音楽が欲しい。アンプラグドという形態は、当時の僕にとって最適だったのだ。特にこのアルバムからのヒット曲「Tears in Heaven」に救われた。自分の子供を亡くす事に比べたら失業くらいなんだ。そう思えたからだ。

 今回のリイシューは、最新リマスターが1枚、未発表音源が1枚と、リハーサルテイクを含むライヴ映像の2CD+1DVD らしい。

 失業していた当時に戻りたいとは思わないが、妙に懐かしさだけは強く残っている。このアルバムを聴いた途端、20年前に飛ぶはずだ。

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