King Crimson / In The Wake of Poseidon

 King Crimson の「In The Wake of Poseidon」と「Islands」が、デビュー40周年記念エディションとしてリイシューされる。昨年の3枚「Red」「In The Court of The Crimson King」「Lizard」に続くものだ。

 あまり他人に喋った事はないのだが、僕はKing Crimson を聴くのが怖い。中学1年の時に初めてKing Crimson を聴いた。聴いたのは「In The Court of The Crimson King」。圧倒された。しかしその内、おそろしく寂しい情景が頭に浮かんで来て、自分でもびっくりするほど心が沈んだ。何か悪いものにでも取り憑かれたような感覚を持った。怖いと感じた。

 何年か後に「In The Wake of Poseidon」を友人に勧められ聴こうとしたが、少し聴いて止めた。あの感覚が蘇りそうだったからだ。このアルバムは未だに未聴だ。一方で「Larks’ Tongues In Aspic」以降のWetton – Bruford 時代は、好きでよく聴く。最初は怖かったのだが、今では平気となった。

 リイシューを機に「In The Wake of Poseidon」を試そうか迷っている。