David Bowie / ‘hours…’

 Coldplay からBrian Eno、イーノからDavid Bowie という連想で、イーノのプロデュースである「1.Outside」を聴いてたんですけど、この作品の猟奇殺人の世界があまりにハードで暗すぎて、どっぷりと疲れたあげく、夜中に悪い夢にうなされしまいました。久々にイヤな汗を掻いて目覚めましたよ!

 ここは一転、レゲエやサルサなどの明るい曲で気分直しって思うでしょ。ところが「1.Outside」との落差が激しくて体が受け付けないんですよ。困ったなと思ってる中、何気に取り出したのが同じボウイの「’hours…’」です。

 1999年リリースのこのアルバム、地味すぎて当時はあまり聴き込まなかったんですけど、あらためて聴き直すとこの地味さがイイんですよ。明るい曲は皆無なんですけど、かといって暗いワケでもなく、すべてがミディアムテンポの曲で並べられ、一言で云うと優しいんですよ、癒されるワケです。もちろんボウイですから、ベタベタした優しさとは全然違いますよ!

 大人のロックですね。心身共に疲れた夜に是非どうぞ!