村上龍 超電導ナイトクラブ 2

 村上龍「超電導ナイトクラブ」。場所は銀座の裏通り。ちゃんとした名前があるにもかかわらず、かつて酔うとチョーデンドーチョーデンドーと騒ぐオヤジ客と、歌って踊る八十過ぎの流しの婆さんがいたらしく、いつからか「超電導ナイトクラブ」と呼ばれるようになります。

 さしてたいしたストーリーでもない(あっ、ごめんなさい)この作品を、根底から支えているのは珍妙すぎるキャラクターの皆々様方です。

 まず、ボディビルダーでもあるBarのママさん。鍛え上げた肉体、キレのいい男言葉、男まさりのさっぱりした性格、そして頭の回転の良さ。彼女からの脱線しまくる常連客達へのツッコミが、絶妙でたまらないんですよね!

 そしてもう1人、中国人とのハーフで過去に何人も殺めたと噂される元殺し屋のチーフ。無口です。っていうか全編を通じて一言もセリフが無いんです。それなのにヒシヒシと存在感だけがあり、このカンジもたまらないです。どうですか?濃いでしょ?明日は更に濃い皆さんを!