Kiss / Rock and Roll Over

 僕以外を残して、同じセクションのメンバーが全て入れ替わった恐怖の人事改革から2週間、なんとか希望が見え始めたと思った矢先、中心メンバーにと考えていた女性が会社を辞めたいと言い出しました。

 えぇぇぇ。つまり僕はまたひとり奈落の底へと放り出されたワケです。これ程までに自分の思いが伝わらない事ってあるのだろうか?

 ♪ジャーン。もうこんな時はKissしかありませんね。って事で1976年リリースの5枚目のスタジオアルバム「Rock and Roll Over」です。前作に当たる大ヒットアルバム「Destroyer」がBob Ezrinのプロデュースにより、非常に凝った深みのあるサウンドだったのに対して、本作「Rock and Roll Over」は以前のKissに戻ったようなシンプルなロックアルバムです。この人達、バカじゃないの、っていうくらい脳天気、これほどアッケラカンとした明るさを持ったアルバムも珍しいですよね。そもそもジャケからして突き抜けている!

 落ち込んだ気分の時にKiss。こういう選択肢もアリですね!