村上龍 すぐそこにある希望 MEN ARE EXPENDABLE VOL.9

 今日から、発売になったばかりの新刊・村上龍「すぐそこにある希望」です。「すべての男は消耗品である。」シリーズのVol.9ですね。このシリーズ、24年間にわたって連載中ということで、既に4半世紀。びっくりですね。日本で一番有名なエッセイ集なんじゃじゃないかな?

 エッセイというと、どうしても小説に比べて軽く扱われがちなんですけど、龍さんのエッセイは小説と対等にオモシロイですよね。エッセイから龍さんの世界に入った人とかも沢山いるでしょうし、龍さんの小説は嫌いだけど、エッセイだけは読んでいるというファンも多いみたいですね!

 今回のVol.9ですけど、龍さん撮影のカラー写真が24枚使われています。ヨーロッパとカリブ海ばっかりなのかなって思うでしょ。ところが3分の1ほどが中国の写真なんですよ。時代を感じますね!

 あっ、タイトルですけど希望という単語が使われてますね。村上龍=希望の僕としては、単純にうれしかったりします。