石ノ森章太郎 / 009 RE:CYBORG

 おかしな森の仲間達の間で、毎月一回カラオケ大会をやっている。気分が落ち込んでいたので2回ほど欠席が続いたが、先週久しぶりに参戦した。どうせなので、アニメソングで皆の先陣をきってやった。「サイボーグ009」!

 「サイボーグ009」は子供の頃に本当に好きだった。今では珍しくも何でもないが、サイボーグという概念がとても未来的な何かを強く感じさせ、それだけでワクワクしたし、しかも9人もいて、なお且つそれぞれ能力が違うのだからたまらない。カッコ良さで云えば「仮面ライダー」を超えていると思う。

 1年ちょっと前に、「サイボーグ009」が「009 RE:CYBORG」として生まれ変わっている。「攻殻機動隊」の神山健治が手がけており、以前にも増して更にカッコ良くなった。このカッコ良さというのは理屈でなくて、例えば002が足の裏からロケット噴射しただけでウオッと声を上げそうになるし、009が加速装置を使っただけで自然と鳥肌が立ってしまう。説明も理由も何もいらない。

 映画を追う形でコミックが進行中、現在は3巻。早く続きを出してほしい。