村上龍 ラブ&ポップ (14)

 村上龍が、加藤和彦の事をふと思い出し、映画「ラブ&ポップ」のエンディングに使われた「あの素晴らしい愛をもう一度」を繰り返し聴いたと、Facebook に先週書いていた。だからというわけではないが、「ラブ&ポップ」を観た。

 実は「ラブ&ポップ」に限らず、村上龍が原作の映画は「KYOKO」以外観た事がない。すべてチェックしなければいけないとずっと思っていたのだが、これがなかなか大変で、何が大変かというと、地方在住の場合、レンタルショップにそれらのDVD が全く無いのだ。いい加減何とかしなくちゃと、ネットのレンタルショップや配信サービスなども覗いてみたのだが、それでもなかなか無い。それでついに購入を決心、購入第一弾は「ラブ&ポップ」。

 正直な感想を書くと、とてもいい映画だと感じた。カメラワークがかつて見た事もないようなものでおそろしく独特。キャスティングも素晴らしいと思う。テロップを多様するあたりは、まさにヱヴァンゲリヲンの庵野秀明。面白い映画だ。

 レンタルにこだわってないで、もっと早く買えば良かった。