Led Zeppelin / 2014 リマスター

 ジミー・ペイジ語る。レッド・ツェッペリンの新リマスタリング音源、今年リリースされることが明らかに。最初のリリースは「Ⅰ」「Ⅱ」「Ⅲ」。

 次々と繰り返される旧盤のリマスター、本当に音は良くなっているのだろうか。実のところ分からなかったりする事の方が多い。並べて聴き比べるという作業をしないからいけないのだろうが、少なくともリマスターを売りにするのなら、聴き比べなくてもリスナーを唸らせて欲しいと思う。

 その点、Led Zeppelin は期待が出来るような気がする。Jimmy Page の仕事は人を裏切らないと思うからだ。過去のリイシューも満足いくものだった。考えてみれば、過去の遺物をレコード会社の都合ではなく、アーティスト側が主導し、時間をかけ丹念に再生させているのはLed Zeppelin くらいだ。今回のリマスターは20年ぶりらしいので、さすがに唸ってしまうかもしれない。

 若い頃、「Presence」の硬質さが大好きだった。でも最近は「Ⅱ」や「Ⅲ」のアコースティックな感じがお気に入りだ。早く新しい音で聴きたいと思う。