Ry Cooder / 1970-1987

 Ry Cooder が11枚組のボックスセット「1970-1987」をリリースする。デビューから1987年の「Get Rhythm」までのすべてのスタジオ盤を網羅している。

 価格も手頃なので買いたいと思うのだが、既にBob Dylan の47枚組を発注してあるので、そんなにCD ばかり買い込んでいいのかと、家族に対する罪悪感からか、または僕自身の倫理観なのか、とにかく購入を躊躇している。

 Ry Cooder を初めて聴いたのは映画の中だ。記憶をたどって調べてみると、おそらくMickey Rourke の「Johnny Handsome」だと思う。それを機会にただ者ではない奴と頭にインプットされ、後にRolling Stones の「Sister Morphine」のとんでもないスライドギターがRy Cooder だったという事実を知るに至って、かなり気になるミュージシャンの仲間入りとなる。じゃあと思ってとりあえずベスト盤とかを買ってみるのだが、あまりに音楽性が多様なので掴みどころがない。Ry Cooder はきちんと順を追ってアルバム単位で聴くべきなのだ。

 今回は逃しても、Ry Cooder はいつか必ず全部揃える!