池井戸潤 / オレたちバブル入行組

 ドラマ「半沢直樹」は全10話だったらしいが、実は最終回を含む2回しか観ていない。代わりにと云ってはなんだが、原作である池井戸潤の「オレたちバブル入行組」を読んだ。これがドラマの前半部分に該当するようだ。

 ところで、銀行というところはこれ程までに醜いところなのか。そういう疑問を持つ人が多いと思う。だが僕は銀行の中枢はそういうところなのだと思っている。金融に詳しいと思われる複数の人が、「現実の銀行はドラマ以上に醜い」と云っている。香川照之が演じた大和田常務でさえ、まだ腹黒さが足りないのだそうだ。その何倍も醜く、何倍も酷いという。

 僕は金融は虚業だと思っている。何も価値を産んでいない。晴れの日に傘を差し出し、雨の日に傘を取り上げる。コンピュータ上の数字を天候によってAからBへ、CからDへと置き換えているだけ。それが金融だと思う。

 では金融が嫌いかと云うとその逆だ。僕は金融が大好きだ。何故好きなのか上手に説明できない。多分、虚業だからなのだと思う。

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