村上龍 オールド・テロリスト (18)

 僕の夏休みが終わった。上越の海水浴と軽井沢のアウトレット、この2つが我が家の夏休み恒例行事なのだが、今年は家族全員の日程が調整付かず、何処にも出掛ける事が出来なかった。その代わり思う存分読書した。

 村上龍の「オールド・テロリスト」を、もう一度最初から読み始めた。やっぱり何度読んでも面白いので、あっという間に自分が持っている号まで行き着いてしまい、足りない号をAmazon の中古で発注するも、相手も夏休みらしくなかなか届かない。結局2013年5月号まで読んだところでタイムオーバー。

 ところでヒロインのカツラギだが、どんどん綺麗になっていく。最初は変な女のイメージだけが強烈に残る女性だったが、その変がいい方向に転んできており、どんどん魅力が増している。変とはキレている事と同義語で、キレているというのは裏を返せば人間の最大の武器だ。キレればキレるほど綺麗になる。そして不思議な事に容姿の印象まで変わってくる。

 「タナトス」のレイコ級まで持ち上げてくれると最高なんだけど。