Eagles / Victim of Love

 ネットで、がっかりだったコンサートというランキングを見ていたら、Don Felder のいないEaglesが堂々ランキングされていた。「Hotel California」のギターソロをサポートメンバーが弾くのでは、それはがっかりに違いない。

 「History Of The Eagles – 駆け足の人生」では、Don Felder とGlenn Frey の確執がよく良く分かる。Don Felder はもっと曲を作りたかったし、もっと曲を歌いたかったし、バンドの運営にも参加したかった。一方のGlenn Frey は、いかにしてEagles を成功させるかの一点しか頭にない。駄々っ子のDon Felder と厳格なGlenn Frey はそもそも合わないのだ。

 Don Felder は「Victim of Love」のリードヴォーカルをどうしても取りたかったらしい。だが一定のクオリティに達しないという理由で、Don Henley のヴォーカルに差し替えられてしまう。Glenn Frey とDon Henley の言い分はこうだ。

 「Hotel California のギターを弾かせて欲しいと僕が云っても通らないでしよ。それと同じ事」。うーん、確かに納得!