Eagles / Take It to the Limit

 「History Of The Eagles – 駆け足の人生」。Don Felder はリードヴォーカルを取らせてもらえない事でGlenn Frey と喧嘩。ところがRandy Meisner は歌いたくないと云ってGlenn Frey と喧嘩していた。これには結構驚く。

 Randy Meisner がリードヴォーカルをとる「Take It to the Limit」は、超人気曲。付属のHotel California ツアーのライヴ映像でも、この曲が一番盛り上がっている。エンデイングにおけるRandy Meisner の高音ヴォーカルに、拍手と歓声が鳴り止まない。だが当の本人は、あまりに高いため音程を外すのではないかと不安で、故にこの曲をライヴでやりたくないと云う。この曲をコンサートのハイライトにしたいGlenn Frey がそれを許すわけがない。

 Randy Meisner の脱退理由は種々あると思うが、直接的には「Take It to the Limit 歌いたくない事件」がトリガーになって修復不能に陥ったようだ。

 歌いたい人に、歌いたくない人。つくづくEagles は面白いバンドだ。独裁的だったかもしれないが、まとめ役のGlenn Frey も大変だったのだ!