Paul McCartney and Wings / Rockshow

 先ほどPaul McCartney の「Wings Over America」が届いた。発売当時に友人に借りて聞いた覚えしかないので、なんと37年ぶりという事か!

 「Wings Over America」は1976年のワールドツアーのライヴ盤だが、その時のライヴが映画化されたのが1980年に劇場公開された「Rockshow」だ。この「Rockshow」が、やはり30年の歳月を経てDVD/Blu-ray で発売となる。

 実は「Rockshow」も公開時に劇場で観ている。Paul の魅力が満載のいい映画だった。でも不満も感じた。それは映画への不満ではなく、Paul への不満でもない。スバリ云うとWings への不満だった。Paul は特段にカッコいいのに、他のメンバーがカッコよくなかったのだ。つまりPaul が音楽をやるにあたってWings というバンドである必然性をあまり感じなかったのだ。

 楽曲「Rockshow」の歌詞にはJimmy Page が登場する。Wings はともかく、映画「Rockshow」の中のPaul はJimmy Page 並みにカッコ良かった。当然だがPaul の姿を追うだけでいいのだ。もう一度違う視点で観たいと思う。