Foreigner / Juke Box Hero

 先日、シルヴィ・バルタンの記事を書く際に知って驚いた事がある。なんと、あのForeigner の中心人物であるMick Jones が、Foreigner のデビュー前にシルヴィ・バルタンのバックバンドをやっていたというのだ。しかもブレイク後も楽曲を提供したりレコーディングに参加したりしているらしい。

 シルヴィ・バルタンとMick Jones の組み合わせ、これはかなり意外だ。一方はフランスのアイドル、一方はアメリカ志向のロックギタリスト。どうやっても接点を見いだせない。音楽業界の繋がりは不思議だ。

 Foreigner というバンドは爆発的ヒットを連発したにもかかわらず、産業ロックなどというレッテルを貼られ玄人筋からは敬遠されている。評価の面で不遇な扱いを受けていると思う。僕はForeigner は嫌いではない。たまに無性に聴きたくなる時もある。確かに垢抜けたカッコ良さは微塵もないが、聴いてみればやっぱり気持ち良い音。つべこべ考えずに素直に聴きたい。

 いつかMick Jones のシルヴィ・バルタンを聴こうと思う。