昔、レーザーディスクなるものがあって、僕もLD プレーヤーを持っていた。当時のLD は1枚10000円を超えており、まったく消費者をバカにした値段。
バカになって買ったLD での中でお気に入りは、「エイリアン」「ブレードランナー」の2枚と「ターミネーター」「エイリアン2」の2枚。前者はRidley Scott、後者はJames Cameron 監督作だ。死ぬほどカッコいいのが前者、死ぬほど面白いのが後者という位置付けで、この4枚をローテーションしているだけで幸せという20代を過ごし、30歳を過ぎた頃にLD プレーヤーが壊れた。
50歳の僕は、最近「ブレードランナー」をBlu-ray で買った。890円だった。その安さにも驚いたが、映像の綺麗さに更に驚いた。2007年にRidley Scott 自身によって編集加工されたファイナルカットと呼ばれるバージョンらしいのだが、とても30年前の映画とは思えない。とにかく素晴らしい画質！
3週間前、「トップガン」の監督で弟のTony Scott が橋から飛び降り自殺した。人は亡くなるが作品は残る、そんな事をふと思った。