中学1年の時だったか、よく叔母の家にひとりで遊びに行った。叔母の所有するレコードを聴かせてもらうのが楽しみだったからだ。
叔母は当時流行りのフォーク系を何十枚も持っていた。かぐや姫が好きだったようだ。NSP やりりィも聴いた覚えがある。ある時ロックに目覚めた僕は、ダメ元でロックを要求した。黙ったまま叔母は、ある1枚のレコードを取り出し、そっとターンテーブルに載せた。Deep Purple 「Machine Head」！
「Highway Star」を初めて聴いた時の衝撃はいまだに忘れられない。そのスピードとパワーに圧倒された。気持ちがどんどん高揚していく、身体が熱くなるような感じ。こんな音楽が世の中に存在していたという事実に驚いた。すぐに惹かれて、ますます僕はロックの虜になった。
「Machine Head」の40th 盤がリリースになる。リマスター2種、リミックス1枚、1972年のライヴ1枚、DVDフォーマット1枚という事らしい。それにしても叔母の家にフォークに混じって、何故「Machine Head」があったのだろう？