ゴールデン・ハーフ / 黄色いサクランボ

 森に住む近所の友人がサクランボを作っている。現在はちょうど収穫の時期で、毎朝4時には畑に出掛けている。夜中は夜中で、サクランボが獣の被害に遭わぬようにと畑に寝泊まりする事もあるらしい。それだけ愛情を注げば味は美味しいに決っている。実際、メチャクチャ美味い!

 サクランボを論じる時に忘れてならない事がある。それはゴールデン・ハーフの「黄色いサクランボ」だ。これ抜きにサクランボを語ってはいけない。

 当時、僕は小学校1年か2年だった。想像して欲しい、そんな年頃の男子がゴールデン・ハーフの存在を知ったらどうなるのか。その衝撃は計り知れない。それまでの人生における最大の事件になる。憧れるという言葉など知らなかった頃の事、何故こんなに気持ちが揺さぶられるのか。この時に比べれば、後のキャンディーズやピンク・レディは可愛いものだと思う。

 友人のサクランボは黄色ではなく赤だが、ゴールデン・ハーフに負ける事はない。右サイドバーのバナーから試してほしい。