村上龍 裏JMMの海岸 Q:1257

Q:1257
 もし総選挙が実施された場合、消費税増税に反対の人、賛成の人は、それぞれ、どの政党に投票すべきなのでしょうか。

 今回のJMM の村上龍の質問を読んで、待ってましたと叫んでしまった。村上龍が指摘するように、これほど分かりづらいものも珍しい。

 消費税増税は、郵政民営化以上に国民の暮らしに直結する問題だ。なのに党内で喧嘩してるばかりで、一向に国民の意見を聞こうとしない。仮に国民の意見を聞こうと総選挙になっても、今度は各政党が賛成なのか反対なのか全く見えない。つまり今のままでは投票すら出来ないわけだ。

 そして問題はまだある。消費税増税をしないと公約した政党が登場し選挙で勝った場合でも、いざ政権をとるといつの間にか官僚に押しつぶされて増税路線に鞍替えする心配がある。今の民主党のようにだ。小さな政府路線のみんなの党や大阪維新の会だって消費税に関しては危うい。政権を取った後も自分達の意思を貫けるのかどうか疑問のうちは、つまり公約が大事にされないうちは、選挙自体が意味を成さないと思う。

 総選挙ではなく、消費税増税に賛成か反対かの国民投票にして欲しい。