Steven Tyler / Space Battleship ヤマト

 今年のお正月は寝正月だった。奥さんが大量にDVD をレンタルしてきた事もあり、酒と映画の日々が延々と1週間続いた。その映画の中のひとつに木村拓哉の「Space Battleship ヤマト」があった。

 アニメ版を知らない次男に、日本が昔、戦争の時、大和という最強の戦艦があって、結局のところ、大した活躍もしないで、アメリカの戦闘機に、簡単に、海に沈められちゃったんだけど、それをわざわざ引き揚げてー、と解説し始めたら、次男から「なーんだ、ヤマトって弱いんじゃん!」の一言。

 戦艦大和はともかく、宇宙戦艦ヤマトは強かった。SFX 映像も素晴らしかったし、キムタクもカッコ良かった。でも観客を泣かそうという脚本の意図が見え見えで結構白けてしまった。奇想天外なところも皆無だし。

 ただ一点、おそろしく感動したものがある。Steven Tyler の主題歌だ。奥さんもそうだったらしく、映画を見終わった後にその話で盛り上がった。他の事はいっさい話題にならなかった。めずらしい映画だと思う。