村上龍 オールド・テロリスト (2)

 Amazon から荷物が届いた。Amazon ではCD を買うことが圧倒的に多いので、いつもペラペラのメール便で来るのだが、今回のものは手にしたところ分厚く重い。その場の衝動買いで何か高価な物でも買ってしまったかと一瞬焦ったが、開封したら文藝春秋だった。

 僕はこの10年程、種類は問わず雑誌を買った事がない。ネットで事は足りると思っているからだ。ネットと雑誌ではスピードが圧倒的に違う。無料の情報に慣れてしまった事もあり、一生雑誌を買う事はないと思っていた。

 文藝春秋は、村上龍の「オールド・テロリスト」を読むために買った。だが実際に手にとってみると、これはこれで悪くないと思える。文藝春秋には文藝春秋の唯一無二の世界があり、きっとファンも多いのだ。今どきこんな分厚い雑誌を好んで読む人は、逆に洒落ているのかもしれない。街のオープンカフェで開くのに、iPad と文藝春秋でどちらがカッコいいだろうか?

 「オールド・テロリスト」の連載2回目、ますます面白くなってきた!