村上龍 「最悪シナリオ」はどこまで最悪か / 環境エネルギー政策研究所所長・飯田哲也さんレポート

 今回の大震災の後も、僕は普通の消費活動をしている。スーパーの棚がどれだけガラガラになろうと、無駄なモノは一切買っていない。GS に並んだりしない。一方で外食もしているし、CD も相変わらず買い漁っている。

 不安が無いわけではない。むしろ不安いっぱいだ。だが、何か特別な事をする事で、かえって自分をパニック方向に追い込んでしまうような気がして努めて平静を装っている。家族間でも震災や原発の話はしていない。

 今日配信のJMM 特別号では、村上龍が現時点で最も信頼に値すると題して、環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也さんのレポート 「最悪シナリオはどこまで最悪か」 が紹介された。これによると核爆発やチェルノブイリのような破滅的事象は起こらないと結論づけている。

 今ネットでは極端な悲観論から極端な楽観論まで、様々な情報が飛び交っている。それらと同様にJMM が配信したレポートの信頼度も僕にはよく分からない。だが僕はこのレポートを信じる。村上龍を信頼しているからだ。