村上龍 逃げる中高年、欲望のない若者たち (4)

 福島第一原発の冷却作業が難航している。今日も陸上自衛隊がヘリコプターを使った水の散布を行ったが、効果は現れていない。夕方からは警察が陸上から放水車を使って放水するらしい。

 地震発生の時からずっと思っていたのだが、政府や東電が行う処置の方法が単純過ぎるような気がして仕方ない。非常にアナログなイメージだ。

 例えば弾道弾迎撃ミサイル。これは400kmの射程がある。高速で移動する敵ミサイルを大気圏外で撃ち落とすことが出来る。こんな技術を持っているのなら、30kmの避難勧告地域の外から余裕で原発にアクセス可能だろう。例えば二足歩行ロボット。被爆の心配のないロボットを大量に投入して、遠隔操作により冷却作業に当たらせる。二足歩行ロボットは歌ったり踊ったり出来るのだから、水の運搬くらい出来るだろう。

 日本の持つ最先端デジタル技術を、こういう時こそ見せて欲しい。これで冷却に成功すれば、日本の技術は全世界から絶賛される。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です