Eagles

 この週末、東京に行った。小学6年の長男とその友人3人の旅行に着いて行ったのだ。この旅行、毎年の恒例となっていて今年が4回目である。

 この旅行の特徴は行く先の決定から宿泊先の手配まで、すべてを子ども達だけで行うところにある。大人は口出し無用、着いて行くだけなのだ。宿泊はユースホステルで一般のホテルには泊まらない。移動は各駅停車や路線バスを乗り継ぐ。間違っても新幹線には乗せてもらえない。当然のごとく有名レストランで食事などという事も有り得ない。だがこれが結構楽しい。

 土曜日、東京ドームの脇にある野球体育博物館に立ち寄った際、ドームのゲートを見上げると大きく書かれた「EAGLES」の文字。なんとその日はEagles の来日公演の日だったのだ。数時間後、この場所でライヴが行われる、そう考えただけで僕はその場から暫くのあいだ動けなくなった。

 興奮したわけではない。急に感傷的な気分になったのだ。懐かしさが込み上げてきた。僕等の世代にとってEagles とはそういうバンドだ。