村上龍 イン ザ・ミソスープ (12)

 昨日のJMM のメール「G2010設立の理由と経緯」には、村上龍の既発表作品を新会社”G2010”で電子書籍にするに当たって、作品ごとにそれぞれのリッチ化に関する具体的アイデアが幾つか記載されていた。

 例えば「イン ザ・ミソスープ」では、東京という都市をとらえた「外国人カメラマンの写真」を組み合わせるとか、「モニカ 音楽家の夢・小説家の物語」では、坂本龍一に夢をナレーションとして肉声で語ってもらうとか、「すべての男は消耗品である。」では、Vol.1 から年末に出版予定のVol.11 まで、原稿用紙3000枚超を1パッケージとしてリリースするとか、「コインロッカー・ベイビーズ」には高画質アニメーションを組み合わせるとかである。

 いったいこれらの作品にテキスト以外のコンテンツが加わるとどういう事になるのだろう。生まれ変わったとも言えるし、場合によってはまったく新しい作品として接する事も可能だろう。想像するだけでワクワクする。

 よしもとばななではないがヤマダ電機にiPad を買いに走りそうだ。