村上龍 歌うクジラ (3)

 相互リンク先のPANTA さんがこんな記事を紹介した。「本やコミックの背表紙を切り落とし、全ページをスキャナーで読み込んで自家製の電子書籍を作る人が増えている。新型情報端末iPad など、電子書籍を読める機器の登場が追い風になり、裁断機やスキャナーの売り上げも伸びている」。

 PANTA さんも驚いていたが、僕もかなり驚いた。本であれコミックであれ、そこにハサミやナイフを入れるなどという事は僕にはとうてい出来ない。そんな事をしたら本が泣く。それを見た親も泣く、恋人も泣く。

 所有する喜び、それは電子データに対しても同様だと思う。しかし既に所有している形あるものを壊してまで、電子データのみの所有にこだわるというのは理解しがたい。もしかすると僕の方が時代に取り残されているのかもしれないが、どう時代が変わろうと、僕は絶対に本を裁断したりはしない。

 村上龍の「歌うクジラ」はiPad で読むことになるかもしれない。だが村上龍の過去の作品を再読するときは、紙のままの本で読んでいたい。

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