Michael Jackson / Off the Wall

 Michael Jacksonが亡くなって、メディアではその話題ばかりが目に付くようになった。僕は今、それらにまったく触れないようにしている。

 Michaelが亡くなった次の晩、Michaelの顔の白さについて我が家の奥様と話をした。絶対ヘンだと主張した僕に対して、奥様は「黒人である事に余程のコンプレックスを持っていたんじゃない。きっと小さいときに何かあったのよ。あの白い顔を見ると、私はね、ものすごく悲しくなるのよ」。

 なるほどそういう見方もあったのか。もちろん真実は分からないが、人種差別の無い国に育ち、お気楽に暮らしている僕が、面白半分にイロイロと云ってはいけない話題なのかもしれない。限りなく白人になろうとした黒人スーパースター。それのどこがいけないというのか?

 Michaelの死因についてまったく興味がないわけではないが、死という事実以上に何かを知りたいと思う気持ちは全く失せた。知ったところで暗い気持ちになるに決まっている。これからは彼の残した音楽だけを聴く!