RCサクセション / シングル・マン

 ♪昨日はクルマの中で寝た。忌野清志郎の訃報をきいて「スローバラード」が無性に聴きたくなり、1976年リリースのRC SUCCESSION「シングル・マン」を本当に久しぶりに聴いてみた。泣ける。

 井上陽水の超メガヒット「氷の世界」に収録の「帰れない二人」が陽水と清志郎の共作であるのはよく知られてますよね。名曲です。この曲を陽水の声で聴いている限り、そこに拡がるのは陽水の世界です。

 何年も前に、陽水のライブに清志郎が飛び入りし「帰れない二人」を清志郎が歌うという映像を観た事があります。これが本当にスゴかった。もう完全に清志郎の世界で、あの強烈な甘酸っぱさ、もの悲しさ、優しさ。これは、そう、ようするに「スローバラード」の世界だったんです。名演でした。

 この記事を書くのに「スローバラード」をリピートで聴いている。どうして清志郎の歌うバラードはこんなに胸を締め付けるんだろう。鳥肌が立つほど、泣けてくる、年甲斐もなく。