村上龍訳 リチャード・バック イリュージョン 8

 「この世の全てはイリュージョンだ。何から何まで光と影が組織されて、像を結んでいるだけなんだ」。村上龍訳 リチャード・バック「イリュージョン」。

 イリュージョン、直訳すれば幻影です。この世の全てが幻影とはどういう事なんでしょ。リチャードとシモダが映画「明日に向かって撃て」を見に行くシーンがあります。そこでシモダが「でも例え世界一の名画でもイリュージョンだろう。幻影なんだよ」と言います。考えてみれば映画の中の世界こそイリュージョンですよね。登場人物の人生なんて幻にすぎない。

 「この世の全てはイリュージョンだ」。

 読者によって捉え方は違うんでしょうけど、この世なんて幻のように取るに足りないモノって考えてみたらどうでしょう。所詮は幻で実体がないんだから、幻を見ている側の自分次第でいかようにも見えるワケでしょ。嫌な幻は見ないようにして、自分の好きな像だけを頭に思い描くようにする。実体がないんだから恐れる事はないです。お気に召すままお好きにどうぞ!

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