リチャード・バック かもめのジョナサン 4

 リチャード・バック「かもめのジョナサン」。ひとりのカモメの限界スピードへの挑戦。時速200km超の新幹線速度は優にクリアー、更に音速・超音速、そして最後に到達したのは瞬間移動 Teleportation!

 このヘンがこの作品の試金石なんじゃないですかね。この突拍子もない飛躍ぶりに素直について来れるか。実は、僕の場合ちょっとついていけなかったんですよ。ちょっとシラけちゃったんです。だってこれ超能力ですよ。いくらなんでもムリです、努力とかの次元じゃないです、無理。な~んて思っているとダメなんです。もっと柔軟な思考をもって読まないと!

 他人にどう思われようと、共同体から追放されようと、自分の信じた道を疑わず努力し続ける、それによって必ず道は開ける。そして限界などというものは存在しない、誰もが想像を遙かに超えるような可能性を持っている。

 病めるアメリカのヒッピームーブメントの中、DrugとRockでドロップアウトしかけた若者達から絶大なる支持を受けたというのも理解できます!