村上龍訳 リチャード・バック イリュージョン 1

 1977年9月に刊行されたリチャード・バックの「イリュージョン」。この日本語訳がなんと、村上龍なんですよ。何故、村上龍なのか、そのヘンの事はまったく謎なんですが、当時史上最年少の芥川賞作家という事で、リチャード・バックのネームバリューと合わせて、話題性を重視したんですかね?

 えっ、リチャード・バックって誰かって。やだなぁ「かもめのジョナサン」のリチャード・バックですよ。当時の数字で全世界で1500万部、日本でも120万部を売り上げたという化け物のような作品、映画化もされてますよ。

 って、実は村上龍つながりで「イリュージョン」を読むまで、そのバックさんが誰だか、僕も知らなかったんですけどね。しかもその時「かもめのジョナサン」は名前だけ知っていても未読の状態でした。恥ずかしい。

 ところで村上龍訳の「イリュージョン」のハードカバー、オークションで定価の2倍位の値段にて簡単に入手したんですけど、本当はこれ、超レアな一品なんじゃないですかね。どうなの、プレミアよ、たくさんついておくれ!