村上龍 コインロッカー・ベイビーズ Ex4

 「村上龍 vs 村上春樹 ウォーク・ドント・ラン」の続きを書きたいんですけど、いまだ多忙すぎて、本を開けている時間がないんですよ。なので今日は思いつくまま、お気に召すまま、Any Way You Want It!

 今回、会社内でイロイロな事が起きて、精神的にもかなり参ったんですよ。最初は好きな音楽とかを聴いて気分を紛らわしてたんですけど、自分でも驚いた事に、結局最後は「コインロッカー・ベイビーズ」に帰ってきたんです。

 キクの力強さを鮮明に思い出したんですよね。そしてそれはそのまま、僕のパワーへと少しずつ変わっていったんです。僕の抱え込んだ問題というのは、キクのそれに比べれば屁みたいなものです。たった1人で闘いを挑んだキクは、若いときの僕の一部です。誰もがみんな、キクのハートを持っていたでしょ。僕の中のキクのスピリットは、まだ死んではいないハズ。

 ハイウェイを失踪するオートバイのキク、僕はその姿を思い浮かべた途端、これからの人生を駆け抜ける事が出来そうな気持ちになるんです!