Coldplay / X&Y

 イロイロな事が重なり仕事が超多忙になったため、本日も会社に出勤している。休日の会社はおそろしく静か、僕の頭の中だけで繰り返し音楽が鳴っている。鳴っているのは2005年リリースのColdplayの3rd「X&Y」。

 実はこのアルバム、発売当初はあまり聞き込まなかった。楽曲はどれも素晴らしかったが、なんとなくアルバム全体のイメージが地味だったからだ。「Viva La Vida」のような派手な楽曲が含まれていないせいもある。

 この1週間は本当に疲れた。心身共にボロボロだ。そんな中でこのアルバムを取り出してみたのだが、びっくりするほど一瞬のうちに、自分の中に溶け込んできた。疲労した細胞を慰めるように、体の隅々まで何かが染み渡る感じだ。こんなに優しいアルバムだったとは。癒されるとはこういう事を云うのだろう。しかしよくよく考えてみればColdplay の音楽とはもともとこういう音楽だ。「Viva La Vida」の方がらしくないのだろう。

 この1週間、僕は随分と「X&Y」を聞き込んでしまった。