村上龍 裏JMMの海岸 Q:927

Q:927
 政府・与党は、総合経済政策を発表し、ネットカフェ難民への、職業訓練などの条件付きでの15万円の融資などが見受けられました。医療などの分野では厚労省主導のトップダウン型の政策対応ではなく、個人、地方・地域の現状に沿った細かな対策が必要だとも言われています。ネットカフェ難民救済に典型的に見られるような、トップダウン型の「一律な」対応策は、経済の活性化に果たして有効なのでしょうか。

編集長 村上龍 ジャパン・メール・メディア

 村上龍 裏JMMの海岸。っていうか、福田総理大臣、辞任表明。はぁ、何ですか。こういうのアリですか。あんまりビックリしちゃって、書こうと思っていたJMMの回答がふっとんじゃいましたよ!

 辞任表明の記者会見を見ましたけど、云ってる事がまったく理解出来ないですよ。辞任するほどの決意があるのなら、思い切って衆議院解散総選挙に打って出てみればよかったのに。仮にそこで自民党が惨敗しても、自分だけ辞任するよりは国民に評価されたんじゃないかな。残念です。

 それにしても世界にはいまだ独裁国家が多く存在し、権力への醜い固執が多く見られる中、トップ権力の総理大臣ですら割に合わないポジションとなりつつある日本。総理大臣にすらオイシイ部分が行き届かないほど何もかもが枯渇してしまった沈没寸前の国。ネットカフェ難民からはじまって総理大臣に至るまで全国民が悲鳴をあげている国。哀しすぎますね!

 それとも究極に成熟した民主主義とはこういうものなのか?