村上龍 イビサ 9

 村上龍「イビサ」。この物語の結末は非常にショッキングです。その衝撃度は「エクスタシー」と同程度、もしかしたらそれ以上かもしれません。

 この結末の賛否ってどうなんでしょ。ここまで主人公をおとしめる必要性が本当にあったのか、そしてその手法は妥当だったのかと否定派の皆さんは言うでしょう。それでもマチコは楽しそうだったよ~と、賛成派。

 この結末は、そのまま作品の持っている力強さに直結してるんじゃないですかね。この作品に宿っている異常なパワーは、すべてこの異常な結末からオーラのごとく発せられたエネルギーに因るんだと思うんですよ。こんな事まで、こんな限界を超えるところまでマチコを連れてきたんだから。ここまで書いたからこそ圧倒的な力強さが作品に宿ったんだと思うんですよ。

 マチコは元気ですね。こんな結末を向かえてもまだ笑ってるような気がします。賛否は読者それぞれのモノです。マチコの旅に拍手を送ってはいけないのかなぁ。僕は、今回は賛成派に回ります!

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