村上龍 ハバナ・モード MEN ARE EXPENDABLE VOL.8 2

 村上龍「ハバナ・モード」。龍さんは2005年3月13日の「犠牲と支配」というエッセイの中で、「ライブドアや楽天やソフトバンクといったいわゆるIT企業のサバイバーたちが、衰退の象徴とも言えるプロ野球を利用して自己宣伝を実現しようとしたことに対し深い失望を覚えた」と書いています。

 いやぁ、まったく同感です。あれから2年半が経ち、プロ野球球団としての楽天やソフトバンクには違和感がなくなりましたけど、買収しようとしたあの時の行為自体の違和感はいまだに消えませんね。

 これが、巨人・大鵬・卵焼きの時代なら絶賛しますよ。(って古い)。彼らがフジテレビやTBSといった旧世代のメディアに触手を伸ばしたのも同様に残念です。あの当時若者にとって楽天やソフトバンクという名は、既にブランドだったんですよ。それなのに、私達もこれから衰退産業の仲間入りをしま~すっていう宣言に聞こえましたよ!

 とにかくカッコ悪いです。Googleの爪の垢を煎じて飲みなさい!