村上龍 メランコリア 8

 「ストレンジ・デイズ」のラスト、「うん、感じとしては、悪くない」と言う反町の気持ち、村上龍「メランコリア」を読むと、納得する事ができますね!

 無力感に囚われて憂鬱な時こそ、見えてくるモノがあるんですよ。なんとなく調子が良い時って、あっちがダメでもこっちがヨカッタりして、イロイロな事が相殺されちゃう。プライオリティはぐちゃぐちゃ、エネルギーは分散、みたいなカンジしませんか。ところがどうしようもない無力感を感じてる時には、プライオリティがきちんと整列し、成すべき事がはっきりと見えてくるんですよ。そしてエネルギーが集中してくる。

 僕自身の事で恐縮なんですが、今の自分を形成している大事なモノは、いずれもどうしようもない無力感の中でスタートしたものばかりなんですよ。

 だっていつまでも憂鬱のままでなんていられないじゃないですか。人間には元来そういうモノから脱出しようとするメカニズムが備わってるんじゃないですかね。そしてそれをドライブする力が欲望なんですよ!

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