村上龍 ストレンジ・デイズ 4

 村上龍「ストレンジ・デイズ」。今日はアルバムタイトルがそのまま小説の章のタイトルに使用されている、1967年12月発売のRolling Stones「Their Satanic Majesties Request」です。

 StonesがBeatlesの「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」を意識して作ったアルバムとして有名ですね。Psychedelicなサウンドです。

 しか~しです。何もStonesがこの手のアルバムを作らなくてもいいでしょ。単なる遊びですかね。僕はこのアルバム、全然好きになれないです。サウンド的にはそんなに悪くないんですよ。カッコいい。でも、Stonesのサウンドじゃないんですよ。とにかく「Sgt. Pepper’s」を意識した時点でダメです。この手のサウンドでBeatlesに勝てるワケが無いですから。

 ただこのアルバムが酷評された事で、彼らが原点回帰を果たし、1年後の「Beggar’s Banquet」にたどり着いたと思えば、ヨシとしなくちゃね。あっ「She’s a Rainbow」だけは誰も文句が言えない位、超名曲です!