村上龍 ストレンジ・デイズ 2

 村上龍「ストレンジ・デイズ」。今日は「The Velvet Underground & Nico」です。1967年1月発売のVelvet Undergroundのファーストアルバムで、プロデュースがあのAndy Warhol。バナナのジャケで有名な1枚ですね。アルバムの代表曲「Heroin」が、この小説の章のタイトルに使われています。

 昨日のDoorsと違って、当時、こちらは全然売れなかったらしいですね。でもサウンドはカッコいいですよ。僕はDoorsよりも好きです。

 Velvet Undergroundは、Lou ReedとJohn Caleという2人の才能を抱えています。Lou ReedはRocker、John Caleは前衛音楽家ってのがピッタリですね。僕は圧倒的にLou Reedが好きです。特に彼のヴォーカルスタイルは、ホントにカッコいい。これは僕の勝手なイメージなのですが、Lou Reedを挟んで、Bob DylanとDavid Bowieが僕の中で一直線に繋がるんですよ。

 ただし、Drug体験がなければ、彼らのホントの良さはわからないと思いますね。彼らのホントのスゴさを、僕は一生知ることができないワケです。