村上龍 トパーズ 7

 「愛と幻想のファシズム」や「半島を出よ」の時のように、スラスラと記事を書けずに難航している村上龍「トパーズ」。こういう場合はあとがきに頼るしかないって事で、再度、龍さんによるあとがきの一文です。

 「私は、彼女たちが捜しているものが、既に失われて二度と戻ってこないものではなく、これからの人類に不可欠で、いずれそれは希望に変化するものだと信じている」。

 これどうですか。希望という言葉を持ち出しているんですよ。いったいぜんたい「トパーズ」を読んで希望を感じる読者っているんですか。絶望する人の方が多いんじゃないですかね。確かに彼女たちはけっして哀しがったりはしていません。ですがよく読めば哀しい物語ばかりですよ!

 僕が記事を書くのに難航している一番の理由はこれかもしれません。どうして「トパーズ」が希望なのか。3日前にちょっとだけ書いた、他者を探す女達の解説に戻るしかないですね。SMと希望、交じり合うのか?

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