村上龍 日本経済に関する7年間の疑問 5

 村上龍「日本経済に関する7年間の疑問」。2001年4月30日「期待と信頼」。私達は他人に期待してはいけない。期待とは「あ・うんの呼吸」に通じる曖昧な希望。勝手に期待して勝手に失望する。そこに責任というものが生じることはない。大事なのは期待ではなく信頼である。

 更に、言った事や約束を実行すれば信頼が生まれ、不履行の場合には信頼が失われ 双方の関係性が決定的に変化する。期待は、単に外れるだけで、関係性が決定的に変化することはないと。

 なるほど~。言われてみれば全くその通りですよね。期待とは曖昧な希望ってトコなんてシビレますよね。首を10回位上下に振って肯いちゃいますね。期待は責任が一切伴わないんですから、期待する側もされる側も、ただ甘えてるだけって事になりますよね!

 方や、信頼。いい言葉ですよね。でもキツい言葉です。何年間も積み上げてきた事が一瞬に壊れた経験ありませんか。大事にしたいです。