村上龍 昭和歌謡大全集 8

 村上龍「昭和歌謡大全集」。オタク青年達とミドリ会オバサンは、双方がカラオケ好きで、昨日Louisが紹介していたような昭和歌謡ばかりを好んで歌っています。小説タイトルの由来です。

 特にオタク青年達の場合、想像を超えるステージをカラオケ場所に選んでいます。なんと、人気が全く無く周りからは死角となるような夜明けの海岸です。しかも大それた音響と照明設備をわざわざハイエースで運び込み、更にど派手なコスチュームに着替えた上で何十曲と歌いまくるのです。

 こんな事をしている人達はまずいないですよね。彼らが全く社会に溶け込んでいない浮いた存在である事を象徴する行為です。同時にこの光景、つい笑ってしまいますよね。この作品の持つアッケラカンとした明るさを代表している行為でもあるんですよね。

 そして曲は楽しいんだか悲しいんだかよく分からない昭和歌謡です。彼らもまた、楽しい存在なんだか悲しい存在なんだか?

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