村上龍 ライン

 今日から村上龍「ライン」です。1998年刊行の「ライン」は、1994年の「ピアッシング」と同様に児童虐待 Child Abuseをメインモチーフとしています。

 実は「共生虫ドットコム」での龍さんとの対談で、田口ランディさんがこういう事を云ってるんですよ。私は「ピアッシング」は余り好きじゃないんですけど「ライン」はものすごく好きなんです。

 えっ、ちょっと待ってよ。僕は「ピアッシング」が大好きなんですよ。確かに「ライン」もオモシロイですよ。でもランディさんの云う余り好きじゃないとものすごく好きでは、天地のような開きがあるじゃないですか。「ライン」の方が遙かに秀作であるかのようなこの発言。放ってはおけませんよね。♪ビッビッビ~教育的指導!

 「ピアッシング」になくて「ライン」にあるモノ、「ピアッシング」にあって「ライン」にないモノ。この対談でランディさんはその理由も述べています。教育的指導を出すその前に、みんなで確認してみましょう!