村上龍 すぐそこにある希望 MEN ARE EXPENDABLE VOL.9 8

 村上龍「すぐそこにある希望」。それにしてもこのタイトル、どういう意図で付けられたんでしょうね。このエッセイで提示されるのはどうしようもない日本という国ですよね。読めば読むほど絶望的な気持ちになるんですけど。ホントにすぐそこに希望があるんですか?

 龍さん流に言えば、希望というのは現在よりも将来の方が良くなるのだという思いですよね。コジマの奥さんも遠くにある綺麗なモノや素晴らしいモノがいつか近づく時が来ると思う事だと言ってましたよね?

 龍さんはこのエッセイで、読者が喜びそうな希望に溢れるオイシイ事など何1つ書いていません。しかしもしこのエッセイに希望があるのだとしたら、それは現状を把握してくれている著名な作家がいるのだという事実と、それを読んだ自分のこれからの行動にドライブがかかるはずだという期待です。

 2,3年後に発売されるであろう「すべての男は消耗品である。」シリーズのVol.10が、「すぐそこにあるはずだった希望」でなければいいが。

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